バリアフリートイレを取材するに当り、実際に車椅子で生活するYさんに同行し |
ていただきどのようなところに問題があるのかを聞いてみました。以下はYさん |
が普段感じておられる「段差」についての感想です。 |
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トイレ調査に参加して、改めてユニバーサルデザインの難し
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さを学びました。 |
トイレだけでなく、その周辺の「段差」や砂利道、坂道など |
多くの問題点がありました。 |
屋内で高齢者が畳の縁につまずき骨折をした話をよく聞きま |
す。けれど、一歩外に出れば、至る所に「段差」はあります |
難しいのは「段差の基準」が個々の障害や年齢によって異なる |
ことだと思います。 |
社会から「段差」を完全に無くすことは無理であれば、少な |
くとも利便性の高いトイレや、公共施設や主要道路等の「段差 |
の許容範囲」をどこまでとするかなど「段差の基準」を設け、 |
トイレだけではなく災害時の避難通路の安全性をも含めた「段 |
差問題」を改めて考える時かもしれません。(Y) |
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段差に限らず、私たちが日常何気なく歩いている道には、健常者には気づかない |
小さな凸凹や、視覚障がい者用の黄色い点字ブロックなどがあります。車椅子の |
方やつまづきやすくなっている高齢者にとってみれば、それらは大きな障がい物 |
となってしまうこともあると聞きます。 |
誰にとっても住みやすいユニバーサルデザインのまちづくりを目指していきたい |
ものですそれには、年齢や障がいの有無に限らず、市民一人ひとりが一緒に考え |
知恵を出し合っていくことも大切ですね。 |